旅バイク考察

ここ最近は旅バイク（自転車）について考察中。

旅バイクというとランドナーというジャンルが有るのですが、何故か人気が薄く大手自転車メーカーでは壊滅状態である。　大手メーカーの多くはマウンテンバイクやクロスバイクにキャリアを付けた物を旅用として用意してお茶を濁している感じである。　左写真はGIANTの旅バイクであるグレートジャーニー。 こういうマウンテンバイク系は未舗装路の多い異国の地を旅するなら良いんでしょうが、殆どが舗装されている日本の道路事情から考えると無駄に重くタイヤやギヤ比の問題からスピードも乗りにくい上、サスペンションなんか付いていようモノなら漕ぎの力が逃げてしまう事から、それ程適していない気がするのである。

　個人的にはロードバイクに近い形で太いタイヤを付けて悪路走行を可能にしたシクロクロスが、スピードも伸びそうで良さそうかなぁ…と思っていたんですが、先日の謎の集団ツーリングの際、自転車歴３０年のベテランである友人の親父さんと話をした事から、やはり元祖旅自転車であるランドナー系に心が動いた次第。　やはり３０年の経験から出てくる話は、商業ベースの自転車雑誌からは得る事は出来ない事ばかりで大変勉強になったなぁ、と思う次第。　最近は2007年モデルも出始め、華やかなロードの片隅では有るが、旅用自転車もちらほら発表されていて、右写真のGIOSのSPAZIOなんかはデザインも良くて安いので（115,500円）大本命だったりするのである。

　そんな折り、奥さんも自転車に興味を持ち始めたので安いロード車でも買い与えますかねぇ、と思って自転車雑誌の広告を見せながら「この中でどれが良い？」と聞くと「ＬＯＯＫかな。」と答える…。　つーか、ＬＯＯＫで一番安いフレームは20万するから105で組んでも最低30万ぐらいかかる…。　ちなみに左写真はフレームは40万の”中間価格帯”の物…。

　俺の旅自転車構想も吹っ飛ぶ仰天の答えにしばらく絶句し、もの悲しさと空しさを覚える今日この頃である。