ぬれ煎餅を買いに行く

 先日の旅では青春18切符を利用して京都まで移動しましたが、2枚程余っていたので細君と一緒に、ぬれ煎餅を買う目的で、銚子電鉄に乗り犬吠埼灯台を見に行く。

 朝9時過ぎに家を出て、最寄り駅より京浜東北線に乗り、秋葉原で総武線に乗り換える。 総武線の終点である千葉駅にて、総武本線に乗り換え銚子駅を目指すが、これが結構長い上に、外房線の人身事故の影響で15分程度遅れる。 さすがに関東圏最東端らしく風力発電機等もちらほら見える景色が出てきたぐらいに銚子駅に到着。

 実際、銚子駅に着いたのは午後1時過ぎでしたが、銚子電鉄への連結は良く、直ぐに乗り換えて犬吠駅へ移動する。 電車は混んでいて殆どの人が電車ファンの様で、カメラをぶら下げている人や、リュックを背負った人ばかりであった。 銚子電鉄の車体は都電のような感じで、やや小振りで床は板張りという味のある、なかなかの雰囲気。 電車ってこんなに揺れたっけ?と思うほどの揺れと、ギギギーッっとかかるブレーキも味わいがあったりする。

 犬吠駅に到着し足早に犬吠埼灯台へ向かう。 途中、道路端の犬吠埼マリンパークに併設されているレストランにて遅い昼食をとる。 一応、鰯が名物だとかで鰯丼&鰯のフライを食すと、水族館のレストランという事で期待していなかったのに魚も新鮮でなかなか美味しかった。 

 犬吠埼灯台に到着するも、灯台にはそれ程興味もないし、階段を上る気にもなれなかったので周辺をうろうろ散歩するだけで犬吠駅に戻る。

 犬吠駅で、ぬれ煎餅を購入するが数が足りなかった為、銚子駅で途中下車して駅前の煎餅屋でぬれ煎餅を買い増す。 どうやらこちらの方が老舗の様ですが最近、銚子電鉄にぬれ煎餅のお株を奪われてしまった為、その点をアピールしていたのが印象的。

 帰りは御徒町駅で途中下車して晩飯を食し夜8時半には自宅に到着。 正味11時間かけて、ぬれ煎餅を買いに行った事になりますが、結局鰯丼の方が美味しかったりする誤算が旅のおもしろさですな、と再認識した今日この頃である。

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