東海道復路の旅 6日目(後半戦)

 箱根湯本に下る訳ですが、そうは言っても芦ノ湖畔からのスタートなのでまず軽い上りとなるのだが、いきなりハイカー用の歩道橋に凹みつつ先を急ぐ。

 道が下り基調になると自転車のブレーキをかけつつ石畳を下りので、上りでは足が疲れたが、下りでは腕や腰も痛み出す。 静岡県は東海道への情熱が有る為か、お節介にも階段まで石畳になっていて、要らぬ振動が疲れが増長される…。

 湯本側の道は、三島側よりも斜面が急な上、石畳は全く整備がされていない為、荒れ放題。 普通に歩くのも辛い状況の中、自転車を押していてふらついてしまい、咄嗟に立て直した時に右足を捻ってしまう。 その場ではそれ程痛みを感じなかったが、無意識に右足をかばいつつ下りていた為か左側の腰まで痛み始める。 そんな自分の体と相談しつつ、舗装路が出てくるのを渇望しながらひたすら山を下る。

 このブログを書く為に写真をチェックしていて気づいたのだが、芦ノ湖から湯本までのこの区間は写真が殆ど無かった。 その事からも想像できる通り、お互い黙々と自転車を押し、担ぎ、ひたすら下山していたようである。

 山道が終了し軽く休憩の後、一気に湯本まで下り、そのまま一気に小田原まで移動。 本日は小田原までの予定でしたが、一時間早く出たおかげで、小田原にも一時間早く付いたのである。 残り距離も微妙に中半端な事も有ったので行けるところまで進んで、あわよくばそのままゴールしてしまうのも良いんではないか?という事になり藤沢、平塚辺りをチェックポイントとして進む。

 途中、横浜新道に迷い込みそうになったりしつつも、このままのペースなら夜中の8~9時頃には日本橋に着ける計算になので、一気に走りきる事を選択し、黙々と走行する。

 日本橋に着いたときは見慣れた風景で有る為か歩いて京都に到着したとき程の感動も無く、記念写真を撮った後、近くで晩飯を食い、お互い家路に着く。 結局自宅に着いたときには11時を過ぎていた。 翌日は体のあちこちが痛かったのだが、捻挫した右足はより痛い…。
 何はともあれ疲れました…。

 高校時代、山と自転車で富士登山をした年から、かれこれ20年になる。 お互い結婚し、いい大人になっているはずなんですが、人間としては大して成長していないですなぁ…と痛感した今回の旅であった。

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