好き嫌い

 私はあまり食べ物の好き嫌い無いんですが、誤解をされている食べ物もある。

 その中の筆頭はトマトで、小学生の頃から率先して食べる事は無かった為、家族は未だに私がトマト嫌いだと思いこんでいるんですが、トマトは私の好物なのである。

 小学生の頃オヤジに連れられて良く山歩きをしていたんですが、その山の麓で知り合いの農家から真っ赤に熟して甘くて美味しいトマトを貰って食べた事が強烈な印象として残っている為、売られている青臭いトマトなんて、食べる価値が無いと思っているのである。

 そんなこんなで滅多にトマトは食いませんが、細君の実家が農家なので最近そこのトマトを貰って来て食べている。 そのトマトは本来のトマトの味がして、大変美味しいのである。 「これだよ!これ!」という感覚で嬉しくてモリモリと食っている私とは対照的に、細君はトマトが嫌いだとかで全く興味無し。

 まぁ好き嫌いとは本来そういう物ですし幼い頃から喰わされているから有り難みもないんでしょうが、細君は食に対しては随分と人生を損している気がして仕方ない今日この頃である。

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