400kmブルベ完走しました

 今回の400kmブルベはブルベの真の辛さを実感しました。

 当日の気温は暖かいものの夜間に冷え込む事が予想され、白金懐炉やオーバーグローブは持っていかず、ジャケットはウィンドブレーカーに置き換える。 昼間用に指切りグローブを使用していましたが全く問題ない気温で春の訪れを実感する。

 春の陽気の中をスタートしますが、土曜日である事と9時スタートの為か車が多く、何度も渋滞に捕まってしまいペースが上がりませんが、焦らずマッタリと走行。

 美妻橋の先までは馴染みのルートで300kmルートに入ってしばらく走行し、前回ミスコースした辺りから400kmのオリジナルルートとなる。 そして400kmコースに入った瞬間にミスコース…。 早めに気づいたので傷は浅くテンションも下がらずにコース復帰し、スタートから約100km辺りの第1チェックポイントに午後の1時半頃到着。

 今回は長丁場な事も有り、序盤から28km/h前後で走行して体力を温存し休憩時間をなるべく削る作戦を取っていたので、軽い昼ご飯を食し直ぐにスタートをする。 しかし途中に寄ったコンビニ系の酒屋で店主のおじさんにあれこれ聞かれて10分ぐらいタイムロスしてしまったり、小学生が「速ぇ~」と自転車で併走していたので格好つけて上り坂を全力ダンシングして体力を消費してしまったりと、世の中計画通りに行きません…と痛感しつつ第2チェックポイントに午後5時半頃に到着。 日が落ちて来たので夜間装備をしてスタート。

 今回はハブダイナモのおかげで安心して夜間走行出来たものの、次のチェックポイントである銚子港までは道が整備されていて車通りも多かったことから、その恩恵をそれ程受ける事も無くスムーズに走行しましたが、延々と50kmも同じ道を走り続けるのは流石に退屈では有ったりする次第。 そんなこんなで第3チェックポイントには午後9時前に到着しますが、補給もそこそこにスタート。

 去年、犬吠埼に来たので見覚えのある風景を眺めつつ犬吠駅前を走行。 右写真は観光の時の写真なので、ブルベではもちろん真っ暗です。 程なくして千葉に抜けるアップダウンに入り、その下りで違和感を感じる。 すぐにその原因がハブダイナモで有る事に気づく。 どうやら40km/hに近づくと走行抵抗が増大するようで、ブレーキを引きずっているかのようにスピードが伸びない。 まぁ有る意味安全で有ろうと思いますし、実用上は特に問題はないので気にしない事にしつつ走行し、午後10時半頃に第4チェックポイントに到着。

 この頃になると寝ている人も見受けられ、気温も更に低下して来て体力、気力共に辛くなってきた上に、休憩すると体が冷えてしまうジレンマも感じ始めたりもする。 ここではカッチンさんと会いましたが挨拶もそこそこに先を急ぐ。 とはいえ時間的にはテンションが高い頃合いで、自分的には好調のつもりでしたがメーターは正直で実際には平地でぼ20km/h程度しかスピードが出ないのである。 やはり疲労はたまっている上に、深夜2時を過ぎた辺りからは眠気も出て来てかなり辛い。 それでもなんとか3時過ぎに第5チェックポイントに到着。

 後はゴールに向けて走るだけですが、流石に眠気が邪魔をしてペースは上がらず。 途中から往路と同じなので、見覚えのあるルートに戻ってからは安心感は増したものの濃霧で曲がり所を見落としそうになったりもして最後まで気が抜けないまま、なんとか7時22分にゴール。

 総走行時間22時間22分で平均走行速度は18km/hぐらいとなる。 更に長い600kmでは更にペースも落ちるでしょうし、仮眠の時間も捻出しないといけないわけです、走破できるか全く予想が出来ませんがスタッフの方の「600kmの方が楽だよ。」という言葉に誘われ申し込みを行い、帰宅。 ちなみに自宅往復&ミスコースを含む総走行距離は約430kmでした。

 そんな感じでブルベは距離が伸びるほどに辛さは増大した代わりに完走の喜びも大きくなる訳ですが、湿布の消費量も正比例するんですよねぇ…と、湿布臭をまといつつ思う今日この頃である。

コメント

匿名 さんのコメント…
お疲れ様。
犬吠崎の後、すし屋終わっていたので、その後ラーメン屋で1時間休憩していたときに追い抜かれたようですね。
複数人でローテションして走った方がやはりトータルで考えると楽ですよ。
夜はなおさら、曲がるところを考えながら走るのが意外に疲労しますよね。
ぽてりん さんの投稿…
 カッチンさんコメント有り難う御座います。 カッチンさんも完走お疲れ様でした。

 主催者の方にも「1人で走るのは大変でしょう?」と聞かれたりもしましたが、気分でペースの上下が激しかったりもしますし、気兼ねすることなく何時でも停まって休めたりする良さも有るので、走れているうちは1人で頑張ろうかと思ってます。

 とは言え600kmがどれぐらい辛いかは想像も付きませんので不安は少なくないですね…。