鉈を貰う

 震災の日より実家に身を寄せておりましたが、自宅に戻る際に父親から鉈を貰う。

 登山用品やキャンプ用品はボチボチ持っていますが、薪割り等で活躍する鉈に関してはオートキャンプ等の機会が殆ど無い事から買わずじまいだとの話をした事を親父が覚えていて、帰り際に長年使っていない鉈をくれた次第。

 私の記憶が正しければ30年以上前から親父が使っていた鉈で、私が小学生当時、その鉈で親父がナマハゲの如く山中を藪漕ぎしている後ろを着いて行ったものである。 
そんな頃からの物なのでかなり年季が入っているというか錆だらけで(上写真)、古いものへの郷愁等に左右されずスペック勝負な私としては、ちと微妙な気持ちにもなったり。

 一応頑張ってサビ落としして、刃も研いだんですがサビ落としで力尽きたので納得行く程の切れ味にはなりませんでしたが、すぐに使う機会も無いので今回はココまでにしておいた所。(下写真)

 ふと、未だに山歩きもしている親父が鉈を使わないのかと思って、その事を聞いてみたら「両刃の鉈を買ったので片刃のは要らん。」との事。 片刃の鉈は左手の時に使いづらいそうな。 そういや親父もスペック重視野郎だったな…、と納得。

 はてさて息子を連れてオートキャンプする時にこの鉈の出番となるんでしょうが、あと何年ぐらい先になるんでしょうかねぇと、息子の寝顔を眺めつつ思う次第です。

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