ソウルハッカーズの思い出

 「ソウルハッカーズ２」発売で旧作「デビルサマナー　ソウルハッカーズ」が比較として話題に上がりますが、自分の長いキャリアの中でも胸を張って勧められるゲームの一つなので話題に上がるのは嬉しい所。

「真・女神転生デビルサマナー」で導入した忠誠度システムは社内でも反対意見が多く、ゲーム全体でも納得が行くバランスが取れないままで発売された事も有って、「ソウルハッカーズ」でAIの調整、各種見直しで一つの完成に持っていけた事は嬉しかったですねぇ。

「ソウルハッカーズ」はプログラマーの手が空くという稀有な開発だったので、仲魔のSUMMONとRETURNのパネル切り替え演出に凝り、サターンなのにクロスフェードさせてみたり、インストールソフトを考案して追加したり、悪魔召喚演出でも調子に乗ってTRONオマージュのワイヤーフレームからのカラーフェードも無駄に凝って作りました。　自己満足な所だったんですがPS移植の際に「すみません完全再現は出来ません…」とお手上げされたっけ。　まぁそう言いながらもPS移植版も頑張ってましたけどねぇ。

メアリも当初は笑顔の絵は用意されていなかったんですが、デバッガー君がその必要性について熱いレポートをメアリの笑顔イラスト入りで書いて来た事で追加されたという逸話は今も語り草ですな（笑）。

3DS版の移植版は全く見てないですが、フルボイス化されていたりするそうなんでEストアが閉まる前に買っておいても良いかなぁ…。