東海道復路の旅 6日目(前半戦)

 本日は遂に東海道最大の難所である箱根峠を越える。

 上りと下りの石畳区間を含む未舗装区間は約20kmにも及ぶとか…。 朝6時からそんな事を聞かされ、モチベーションがガックリと落ちて来るも、三嶋大社近くのコンビニで軽く朝食を摂り、意を決してスタート。

 しばらくは舗装路をダラダラと上りますが、直ぐに舗装部分が終わり石畳が登場。 諦め気分でひたすら自転車を押しますが、ここら辺の石畳は最近作られた物の用で、水捌け用の溝なんかも有り押しやすい。

 しかし、それらの区間が終わると民家の庭を通って本格的な山中に入る。 ここからは石畳も丸くて大きい時代物である為、大変歩きづらい。 さらに登って行くにつれ気温が下がり、肌寒くなって湿気も多くなって来る。

 元々天気も曇りだった事も有り、山中は薄暗くなんとも不気味ではあるが、気にしている暇も無いのでもくもくと登り続ける。

 頂上辺りで道路に出るが、そこはすっかり霧に包まれていた。 久々に自転車を漕げる喜びもつかの間、寒さに震えつつ移動。
 箱根の関所は芦ノ湖畔に有る為、ここから少し下るのだが、下りの石畳は上りよりも辛く、自転車を抑える腕や腰に軽い疲れが出始めるが、嘆いていても前には進まないので黙々と自転車を担ぎ、押す。

 そして遂に箱根峠の三島側を攻略し関所跡に到着。 関所跡を見学した際、見張り台まで登ったのだが、自転車を担がずに階段を上ると楽だと言う、当たり前のことに気づき自分の行いに呆れたり…。

 早い昼食を食し早々に箱根湯本に向かうが、スタート早々にミスコースをして、やや凹み気分を引きずりつつの後半戦スタートとなる。

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